現在フリーの背景イラストレーター歴11年のとこたんです!
この記事を読むととこたんの中学高校時代の様子がわかります。
- ここでは私が「背景美術専門」の絵描きフリーランスの在宅ワーカーになった経緯を時系列を追って書いています。
- 私の世渡り戦略を公開していきます。
- こういう特性が自分にもあるなぁという方には何かしら参考になるかもしれません。
お絵描きは得意かもしれない【中学時代】
中学は小学校のクラスメイト全員に加え、他の小学校2校の生徒が集合という環境でした。
私の通っていた小学校の人数が大半だったので、そこではまた私は
「喋らない無表情で無口なやつ」
というレッテルを貼られたまま学校で喋れない状況が大きく変わることがありませんでした。
私の暗黒期は中学時代かもしれません。笑
この時代に一番影響を受けているのは「彼氏彼女の事情」という作品です。
主人公が家と学校では全然人が違う、という大きなギャップを抱えており、それが自分の状況と重なるところに共感を得たからです。
どうしてみんな学校で自然体でいられるんだろう。うらやましいな。 私はいつも通りの自分でいられたらきっと友達もたくさんできるはずなのに… 本当は人が好きでみんなと仲良くなりたいのに… 私は学校でちょっとでも喋れるおとなしい子レベルにもなれていない。 だって声を出せないんだもん。
とずっと自分のギャップに悩んでいたので、この作品で私は心が救われています。
また、絵に関してはこの頃自信を持ち始めていました。
水彩絵の具で風景画を描けば必ず入賞していたからです。
私は見て描くのが得意だなぁ水彩の色塗りが好きだなぁなんて認識していました。
しかし大賞を取ったこともなくせいぜい入賞なのでとびぬけて上手というわけではありませんでした。
また、何か自分自身の内面を表現するような独創的なものに対してはとても苦手意識がありました。
自己表現を外ですることに特に恐怖を感じていたためです。
私には特にオリジナリティというのは存在していませんでした。
この時も将来何をしたいか深く考えることはありませんでした。
絵に対する情熱はゼロ【高校時代】
高校は何も考えず普通科の進学校に入学しました。
ここでもまた同じ中学の生徒が多くいたのですが、人数が400人と中学時代から倍以上になったのでクラスの中に同じ中学の人が数人いる程度で、
「喋らない無表情で無口なやつ」
というレッテルを最初から貼られていることがなかったので少し安心感がありました。
また、教室では中学までの隣に誰かいるという机の配置ではなく、一人一人席が離れている状態だったので授業中に話す機会もなく安心できました。
この状況で内向的な子、さらに同じ小中学校だった子が私に声を掛けてきてくれたので、その特定の友達それぞれ一人ずつなら話すことができ、傍から見たらようやく
ただのおとなしい子レベルになれました。
しかし私はそれが本当の素の自分ではない!と自分自身で受け入れていなかったので、つらい状況は変わりませんでした。
このような状態で私は家の敷地外では自分を全く表現できず常に極度な不安にさらされて生きていたので、自分に自信がなく、ずっと絵描きになろうと思っていたわけではありません。
なぜ絵描きは不安だと思っていたのか、理由は1つです。
絵描き屋さんといえば当時の私の考えつくものは
「レオナルドダヴィンチのような画家」「デザイナー」「漫画家」この3つでした。
この3つに共通して感じていたのは個人の才能。自力で何とかしないといけない。という強いイメージでした。
この時点で、自己表現できない自分には無理だなぁ。と考えていたため、「絵描きは不安だ」と思っていたのです。
そうして周りに合わせて、なんとなく高校は普通科の進学校に入り、なんとなく興味がありそうだった心理学部を目指して受験勉強もしていました。
ところが、高校3年の時に心理学部を目指していることを、当時喋れた学校の子に
「心理学部?笑 心理カウンセラーになるの?心理カウンセラーに診てもらう側じゃない?笑」
と言われたことにすごいショックを受けており、
心の中で本当に自分が心理学部に興味があるのか疑いを持つようになりました。
と、同時に、その毒舌な彼女が、私が受験勉強中にアニソンをずっと聴いており、そのアニソン集を友人にレンタルしていたのを知って、
「私、昔名古屋の〇〇〇アニメーション学院」に体験入学したことあるんだ~」
と言ってきたんです。
元々アニメ好きだった私は衝撃を受けました。
愛知にそんなアニメの専門学校があるんだ!知らなかった!!と。
それから私はインターネットでその学校を調べ、HPを拝見し、すぐに資料請求をしました。
調べているうちに、ここに入れば自力じゃなく絶対にアニメ業界に入れる!しかも会社に依存して絵をかいて固定給がもらえるんだ!!
という自力ではないだろう。
という安心感が急激に湧いてきてしまったのです。笑
こうして私は高校3年の12月、アニメ専門学校の体験入学を経て、突如進路変更をし、受験勉強をしてきた記念として一つだけ大学受験をし、大学進学を辞退してアニメの専門学校に入学したのです。
そこに入るに至っては何もテストが要らなかったというのも急な進路変更ができた大きなポイントでした。
中学時代・高校時代のまとめから在宅ワーカーの素質を考察
中学からは強迫観念が強くなっていました。
- 不安が原動力で物事を完璧にしたがる傾向
- コツコツ続けることが得意
- やりたいことしかやりたくないという頑固さがある
- 無邪気に人が好きという感覚はいじめられることによって薄れていった
- 自由に自分の頭で考えて何かする、ということが不安でできない
- かんもく症状と新たな不安障害の混在
- 自分のことを知らない見知らぬ人とならいつものよく喋る感情豊かな自分を表現できると強く認識する
小学生時代の落ちこぼれのトラウマにより落ちこぼれたら大変な目に遭う。
ということでテストの前だけ必死に勉強をしていました。
しかし私は自分の頭で考えることができず、基本的には文章を台本のように覚えているだけだったので、残念ながら何の身にもついていません。笑
テストは基本教科書ほぼ丸暗記ですべてをこなしていました。
これもまた自己表現ができないのと同じ感じなのでしょう。
不安感100%+強迫観念+やりたいことしかやりたくない=ひきこもりの在宅ワーカー(ただしリスクは取らない)
この時の性格だと確実に今の遠方独居在宅フリーランスなんて状態にはなりませんね。笑
しかし、逆にこの特性が後々の私の在宅ワーカー人生の土台となってきています。
特に強迫観念というのが逆にうまく利用できてよかったようです。
今回はここまで。
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