絵描き在宅ワーカーになった経緯③【専門学校編】

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フリーランスの背景イラストレーター歴11年!

ずっと家にひきこもって背景を描いて生活している、「とこたん」と申します!

この記事では元アニメ業界出身のとこたんの専門時代の様子が分かります。

  • ここでは私が「背景美術専門」の絵描きフリーランスの在宅ワーカーになった経緯を時系列を追って書いています。
  • 私の世渡り戦略を公開していきます。
  • こういう特性が自分にもあるなぁという方には何かしら参考になるかもしれません。

私は幼稚園時代から場面緘黙症という症状を持っていました。

その症状に苦しみながら学生時代を過ごしていました。

場面緘黙症をどのようにして乗り越えてきたのか時系列を追ってここでつづっています。

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絵に対する興味MAX【専門時代】

学校で本来の自分を全く表現できないという困難に変化の兆しが現れ出したのはアニメの専門学校に入学してからでした。

本来、なぜ喋れないのかというと、自分が喋っているところを第三者に見られることにものすごい不安を感じていたからです。

また、自分が喋らないことを知っている人がもし自分が喋っているところを見たらきっと言いふらして笑いものにするだろうと思い込み
自分が喋ることで負うかもしれないリスクにすごく恐怖を感じていたため、いつまでも声を発することができなかったのです。

しかし、専門学校には私が今まで喋らないことを知っている人は誰一人としていませんでした。
これがチャンスでした。

専門時代の特徴
  • アニメの専門学校
  • ここに入れば100%アニメ業界に入れる(確かに就職を希望した人は全員就職できてた)
  • アニメーター科とデジタルペイントアーティスト科を選んだ
  • 1カ月でデジぺ科を辞めて背景美術監督コース科に転入
  • 初めて自分のことを知ってる人が誰もいない環境
  • 教室で特定の人と喋れるようになった
  • 教室で笑うことができるようになった
  • 集団で注目を浴びる時だけ不安障害発動(息ができなくなる又は震える)
  • 背景科でも雑談になると声を出すことができなかった
  • 学校の背景科の授業が楽しくて仕方がなかった
  • 色を使って絵を描くことが勉強だなんて天国、学ぶことに苦痛を感じることが一切なかった
  • 早く上手く描けるようになりたいという自己満足の追求のため、
    家に帰ると必ず絵の具で背景作品模写をしていた
  • バイトは一度もしていない
  • 映画の試写会に応募しまくっていて背景科のクラスメイトと学校終わりによく試写会に行っていた
  • 絵の具で描いた自宅の猫の絵葉書が大賞を取って新聞に掲載された
  • 親友は就職してしまったのであまり遊べなくなったが、
    休みの日はドライブに連れて行ってもらったり相変わらずよく会って遊んでいた

専門学校は学べる学科を二つまで選べたので、アニメーター科デジタルペイントアーティスト科というキャラに色を塗る科を選択していました。
とりあえずキャラクターを満足いくように描けるようになれたらいいなぁと思っていたのでアニメーター科を選び、また色塗りが好きだったのでキャラに色を塗る科を選んでいました。

アニメーター科クラスの教室に入り、指定された席に座ると、たまたま隣の席になった人が私から見てものすごく優しそうだったので、本来持ち合わせていた人と仲良くなりたいという人に対する強い好奇心と、ここで喋れなかったらもう変われない!というそっちの危機感により、ついに、人生で初めて教室の中で自分から人に話しかけることに成功しました。

これがきっかけで教室の中で自分の意思を全く表現できないという呪い一つ解かれたのです。

この隣の席の彼女は一回り年が離れていましたが、当時学校で普段通りの私でいられる唯一の存在になりました。

そんな彼女はアニメーター科とキャラクターの後ろの背景を描く人になることを目指す背景美術の科を選んでいました。

彼女は私と話していると学校が楽しいなぁ。とこたんが背景科にもいたらいいのになぁ。
背景のクラスは授業中に音楽を流しながら絵の具を使うよ!
先生も面白い人だし、先生がやりたい人がいたら遊びにおいでーって言ってるからおいでよ~
とよく言っていました。

私は他人から、自分と話していると学校が楽しいだなんて生まれて初めて言われたのがとても嬉しくて、
また、そんな素直で優しい彼女のことが大好きでした。

一か月も経たないうちに私は影響を受けてデジタルペイントアーティスト科を辞めて、背景美術の科へ転科することになりました。

これが今の私の人生を決めた大きな選択でした。

背景のクラスは13人程度でとても少人数。
クラスメイトは皆共通してアニメが好きで落ち着いている人で占めていました。
そして普段通りの自分を唯一表現できた彼女が、同じ教室にいる!
という安心感で背景科は私にとって安心できる初めての外の空間となったのです。

今までにこんなに居心地のいい環境を体験したことがなかったので、完全に普段通りの自分を表現するまではできませんでしたが、それなりに喋れて、楽しい専門学校時代を送れました。

ちなみにアニメーター科の方は人数が多く、静かすぎる授業空間だったため、緊張状態が解けませんでした。
仲良しの彼女とだけ自然と話せる状態で、第三者が介入すると喋れなくなる状態でした。

専門時代に描いた名古屋駅新幹線出口の写真模写

私の人生を大きく決定するきっかけとなった「大好きだった彼女」については別記事で触れています。

よかったらそちらもご覧ください。

専門時代のまとめから在宅ワーカーの素質を考察

専門時代は学ぶことに対してものすごく意欲的でした。

専門時代の特性
  • 強迫観念は相変わらず
  • 人が多いと不安症状が強まるのは変わらず
  • これと決めるとコツコツ最後まで継続する
  • 決断力があり切り替えが早い
  • 人に対する好奇心が復活
  • 技術向上など自己満足を追求する
  • 線画だけには興味が湧かない
  • キャラクターを動かすことには興味がないと悟った

専門時代の変化から考えられることは、だれか一人でも同じ環境に本来の自分を表現できる親友をひとりでも作ればリラックスができてモチベーションが上がる。

ということでした。

大人数の存在に対する不安感+強迫観念+コツコツ継続が得意+自己満足を追求=ひきこもり在宅ワーカー(ただしリスクは取らない)

この時の性格だと今の遠方独居ひきこもり在宅ワーカーの素質にピッタリだと思います。

強迫観念が付きまとっていますが、一体どうして強迫観念が在宅ワーカーの素質にピッタリだと考えているのかは後々解説しようと思います。

しかし、この時点でも自力で何とかすることに対する不安感が大きいので、
ここでの私もフリーランスにはならないでしょう。

ではどうやって私は今のフリーランスひきこもり在宅ワーカーの環境を手に入れたのでしょうか。

次回の【会社員時代編】で謎を解いていこうと思います。

今回はここまで。

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