「場面緘黙症」を知っていますか?!

はじめまして、とこたんです。

学年に一人くらい、話しかけてもうんともすんとも喋らない不思議な子、いませんでしたか?

もしかしたらそれは場面緘黙症ばめんかんもくしょう)という不安障害の一種かもしれません。

私は4歳から24歳頃まで、この場面緘黙症に悩まされて自力で克服した場面緘黙症の経験者です。

ここでは場面緘黙症という症状が一体どんなものなのか私の経験した症状と照らし合わせながら紹介します。

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場面緘黙症ってなあに?

場面緘黙症とは、ある特定の場面・状況でだけ話せなくなってしまう症状のことである。

子供が自宅では家族らと問題なく会話をしていても、学校や幼稚園など家の外では全く、あるいはそれほど話さず、誰とも話さないという例は多い。そして、その子供は非常に内気な様子に見え、グループでの活動に入りたがらなかったりする。

脳機能そのものに問題があるわけではなく、行動面や学習面などでも問題を持たない。また、強い不安により体が思うように動かせなくなる緘動(かんどう)という症状が出る場合もある。単なる人見知りや恥ずかしがり屋との大きな違いは、症状が大変強く、何年たっても自然には症状が改善せずに長く続く場合があるという点である。

場面緘黙症‐Wikipedia

簡単にまとめると

場面緘黙症とは
  • 特定の場面・状況でだけ話せなくなってしまう症状
  • 脳機能の問題ではない
  • 何年たっても症状が改善されない

こういう状態をいいます。

以下私の場合を紹介します。※人によって違うので注意

具体例

私は家の中や安心しきっている場だけは、うるさいくらいにお喋りでよく笑い、そしてコミカルでひょうきんだね、なんて言われたこともあるくらいの性格をしていました。

人にもとても興味を持っていて、二人きりの状況になったら仲良くなりたい子とは絶対に仲良くなれちゃう。という性質までもありました。

ねぇねぇ、おともだちになろー!

リラックスできる環境下では普通にこんなこと自分から言えちゃうほど。

しかし、一歩外へ出るとスイッチがオフになったかのように一変して
無表情・無口状態となってしまっていました!!

その様子はまるで二重人格?!ってレベルです。笑

ただの内弁慶ではない

それってよくある家ではうるさいけど外でおとなしい人見知りの内弁慶じゃない?

そう思ったでしょう?笑

それが、、違うんです・・・・・・

普通の人見知りで内弁慶の子って、ちょっと時間が経ったら慣れておとなしいながらもお喋りしたり普通に生活してますよね?

私は全く違いました。

とこたんの状態
  • 何年たっても外でいつも通りお喋りできない
  • 学校で自分からひとこともお喋りできないし泣きも笑いも全くなし
  • ずーっと外で無表情
  • 家でお喋りできる友達と一緒にいても、外へ出て自分が不安に感じている人が一人でもその場にいるだけでお喋りできていた友達とも喋れなくなる

これが約20年間ですよ!?

おわかりいただけたでしょうか、ただの内弁慶ではない。と。

場面緘黙症の発症年齢ってあるの?

一般的に、2~5歳の間に発症する。しかし多くの場合、6~8歳になるまで診断や治療はほとんど行われていない。これは、疾患に対する理解度の不足などにより、単なる引っ込み思案といった性格的原因との区別がつけにくいためである。

場面緘黙症‐Wikipedia

簡単にまとめると

発症年齢
  • 一般的には2~5歳の間に発症
  • 場面緘黙症の認知度が低くて放置されがち

つまりは子どもの精神疾患、不安障害ということですかね。

とこたんの発症時期

私は多くの人が集まる幼稚園に入園してからこの症状を発症していました。

私の場合は両親からも周りの大人からも誰からも援助を受けたことがありません。

おそらくただの内弁慶だと思われていたのでしょう。

しかし私は周りから放っておかれている期間、ずっと心の中は絶望感でいっぱいで過ごしていました。

喋れなくなる自分はダメな子なんだ・・・

家ではうるさいのに外で無口・無表情に何故かなってしまう自分が普通じゃなくて恥ずかしい

とずっと思っていました。

どうしたらいつも通りの自分をどんな場所でも表現できて、生きやすい人生を歩めるんだろう。

言葉を発したくても不安でどうしても声に出せない・・・

笑顔の方がいいってわかっていても、どうしても表情に気持ちを出せない・・・

本当は皆とたくさんお喋りしたいのに・・・どうしていつも通り喋れないんだろう・・・

だれか・・・たすけて・・・

私は自分のこの状態を恥ずかしいと思い続け、誰にも助けを求められず

必死に乗り越えようと努力を続けること20年!!!

もかかってしまいました。

これはなんの修行だ!!!人間界生きるの大変だ!!!

場面緘黙症の発症率は?

1998年の調査では小学校低学年では全体の0.5%であり、5000人に1人がこの症状を持っているという報告がされた 。また、性別では女の子の方が男の子より1.5~2倍の割合となっている 。

アメリカの精神医学誌の2002年の調査では、その発生率は1000人中7人の割合とされた。

場面緘黙症‐Wikipedia

簡単にまとめると

発症率
  • 1998年の調査時点では5000人に1人
  • アメリカの調査2002年時点では1000人中7人
  • 男の子より女の子に多い

アメリカの調査から考えると学年に一人はいるであろう計算ですね?

小、中、高と私は自分だけ普通にお喋りできない、ただのおとなしい子にさえ見られない異人だと思って過ごしていましたが、専門学校入学をきっかけに実は結構いるんじゃないか!?

と考えるようになりました。

何故そう思うに至ったかは別の記事で書いていますので参考に見ていただければと思います。

発症原因は何だろう?

場面緘黙症の子供の多くは、先天的に不安になりがちな傾向がある。また、内向的な性格であることが多く、これは脳の扁桃体と呼ばれる領域が過剰に刺激されることによると考えられている。この領域は、脅威の兆候を感知すると「戦うか逃げるか反応 (fight-or-flight response)」を引き起こす。場面緘黙症の原因が虐待・ネグレクト・心的外傷によるものとの関係は否定されている。場面緘黙症の子供は、全く話すことができない状態に症状が進行するケースもあり得るが、ほとんどの場合、場面によっては話すことができる。一方、心的外傷による緘黙は、通常、突然あらゆる場面で話すことができなくなる。

両親の母語が異なる子供や、言語の異なる外国に暮らす子供、幼少期に外国語にさらされた子供は、話すことが要求された言語について自信を失ってしまうことがある。いずれの場合も子供は内向的な性格を示すが、このような言葉の問題によるストレスは、子供を緘黙にしてしまうのに十分な不安の原因となる。

場面緘黙症‐Wikipedia

簡単にまとめると

発症原因
  • 先天的に不安になりやすい性質が土台にある
  • 脳の脅威を感じる部分「扁桃体」が過剰反応している
  • 虐待・ネグレクト・心的外傷が原因ではない
  • 幼少期、母国語以外の外国語の環境下にさらされると言葉の不安で話せなくなることも

不安に敏感すぎる性質がトリガーのようです。

とこたんの発症原因

とこたんという生物は確かに先天的に不安になりやすい性質は持ち合わせていそうです。

両親が共におとなしく内向的なタイプなので、遺伝的にありえそうです。

また、脳の脅威を感じる部分の扁桃体が過剰反応していたというのも納得です。

症状を発症している時はうんともすんとも脳が言うこと聞いてくれない!

という状態だったからです。

わたしの脳、頑固なの!?って思ってたよ

ちなみに6歳から9歳の期間にタイのバンコクで暮らしていましたが、

この件に関しては私は「日本人学校」に通っていたため、言葉の理解の不安にさらされるということは全くなかったので関係ないと思っています。

とこたんの発症原因は特定した

私の場合は本質の内向的(深く物事を考える)な部分に加えて母親から不安にさせられるような対応をされ続けていたのが原因で場面緘黙症を発症していた。

と考えています。

以下に私を場面緘黙症にさせた原因を書いていますので参考にしていただければと思います。

場面緘黙症で困ることとは

以下、実際私が困っていたことです。

とこたんが困っていたこと
  • 意思とは関係なく喋れない・無表情だったので誤解されて「からかわれる・いじめに遭う・空気状態」
  • 本来人が好きでお喋りしたくてたまらないくせに喋れないので疎外感から精神的ダメージで心臓がいつも締め付けられていた

みんな自然とお喋りできるのになんで自分はいつもみたいに喋れないんだろう・・・

私は無表情に加えて無言状態だったので

「あ!!」って言ってみて!

「喋らないと何も伝わらないぞ?笑」

「うわぁ!!いたの?!笑」

なんてことは散々言われてきています。もちろんめっちゃ傷ついています。
そうしたくてそうしていたわけではないからです。

まとめ

場面緘黙症とは

  • 特定の場面で喋れなくなる不安症状
  • ただの人見知りや内弁慶ではなく長い間その状態
  • 内向的で不安にやりやすい性質の人が発症しやすい
  • 男の子より女の子に多い
  • 学年に1人くらいいる可能性
  • ただのおとなしい人だと思われて放置されがちなので要注意な症状
  • 人間界で生きていくには生活上支障がおおきい

こういった知識があるだけでも人に対する見方は変わると思うので、ぜひこの記事をきっかけに

「場面緘黙症」

という症状があるんだなぁ。と覚えていただけると幸いです。

さいごに

とこたんは2021年現在35歳です。

25歳から完治状態で早10年経ちました。

場面緘黙症を放置され、結果自力で克服することになった経験は、私にとっては

私、場面緘黙症になってよかった!特殊な経験が活きすぎている

としか思えなくなっている状態です。

こう思えるようになるまでに長い年月がかかりましたが、そんな私がどうやって克服してきたか、どうしてそう思うようになったのか記事にまとめていこうと思います。

同じように苦しんでいる人たちが少しでも前に進めるように、参考になる記事を書いていけたらいいなという思いもあり、ブログを始めています。

また、私はこの「場面緘黙症」は極端な対人不安症状であり、一般の「ちょっとおとなしいくらいの人」にも共通することが多々あるなと経験上考えているので、場面緘黙症じゃなくても対人不安が強めの方には参考になる内容になるのではないかと思います。

周りに対人不安の強いタイプの人がいる場合にもどんな接し方をすればよいのか?等、参考にしていただけると幸いです。


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