私が場面緘黙症を自力で克服できた理由

※この記事にはプロモーションが含まれています。

※この記事にはプロモーションが含まれています。

こんにちは!とこたんです。

とこたんです☆よろしくね☆

みなさん、人には興味がありますか?

私は人に興味があります。基本、人が好きです。

私は物心ついたころから、二人っきりで遊ぶ機会があった子とは基本的に誰とでもすぐに仲良くなっていました。

おかげで家では超お喋り学校では一言も喋らないという奇妙な状態でも、常に家では遊べる友達が存在していました。

しかし、学校では本来の自分を全く表現できず、常に無表情・喋らないという状態だったので、人と仲良くなりたくても仲良くなれず、私の願望とは逆に人から嫌われるという辛い環境に長年苦しんでいました。

本来は喋ることができるのに、特定の場所では喋りたくても喋れなくなってしまうこの奇妙な状態を場面緘黙症ばめんかんもくしょうと言うそうです。

私は4歳~24歳の約20年間この場面緘黙症という症状に苦しめられていました。

現在35歳、すっかり完治しています。

私は一度も病院へ通ったことがありません。

ここでは、ある特定の場所では全く、あるいは喋れても本来の喋ることができる自分ではいられなくなってしまう、「場面緘黙症」という不安症状を、なぜ私が克服できたのか理由を解説していきたいと思います。

場面緘黙症克服の参考となれば幸いです。

スポンサーリンク

【克服できた理由その1】そもそも自分に心の病があると思ったことが一度もなかったから

私が初めて「場面緘黙症」というワードを知ったのは今から12年前の23歳の時です。

その頃は全く喋れない場面かんもく症というより、後遺症のような状態だったかもしれません。

会社で机を囲んでおやつを食べる機会が毎日ありました。

私はそこで普段通り声を発することができなかったのです。

どうして私はみんなみたいに自然とお喋りができないんだろう。どうしていつも通りの私でいられなくなってしまうんだろう。どうして・・・・

理由がわからなくて毎日悩んでいました。

ある日、ついに『ググる』を思いついたのです!!

当時はまだガラケーで調べることが私の中では当たり前ではなかったので思いつくまでに時間がかかってしまいました笑

喋れない 学校 無口 で検索かけました!

『場面緘黙症』というワードを発見し、内容を見るとびっくりしました。

まさに今までの私ではないか…と。

そして理由がわかったことでほっとすると同時に自分だけじゃなかったんだ!

と孤独な世界から一気に世界が広がった感じを覚えています。

私は本来は超お喋りで人と喋りたくて仕方がない。という性質を持っていました。

なのに特定の場面になると何か呪いをかけられたみたいに自分を封印されてしまうのです。

私は本当はめっちゃ喋れるのにどうして喋れなくなるの!?!

とただただ自分が不思議だっただけで、本来は喋れるから病だと疑ったことが一度もなかったのです。

そして両親からもそのことについて見て見ぬふりをされ続けてきていたので、自力で何とかしないといけない状態で、追い詰められていたというわけです。

自分は安心した場所では普通に喋れる!その時はむしろ話すの得意だし!と私はずっと自分で自分のことを信じていました。

どうにかしたら必ずいつも通りの自分で喋れるようになるはずだ!!とずっと諦めていませんでした。

この強いやればできるはず!という信念が克服できた理由の一つだと思います。

両親から喋れない子だというレッテルを貼られたことがなかったからこそよかったのかも

【克服できた理由その2】人が好きで人に興味があったから

私が自力で克服できたのは人と仲良くなりたいという強いモチベーションがあったからです。

いつも通りの私でいられれば誰とでも仲良くなれるはず。

という謎の自信を持っていました。

私は小さい頃から根掘り葉掘り相手の情報を聞き出すことに快感を覚えていました。←ちょっとうざい笑

私は好奇心が特別に人に向いていたのです。

人が好きで人に興味がある 

これが根底にあることが場面緘黙症や対人不安を自力で克服できるかどうかのキーワードなのかもしれません。

人が好きなら人と仲良くなりたいモチベーションで、一生懸命に試行錯誤するからです。

そもそも、人見知りも場面緘黙症も人に対して興味津々だからこそ、人を前にすると相手に嫌われてないかな?!私の反応、相手に嫌がられてないかな?!

なんて考えが浮かんでひるんでしまうんです。

他人のことなんてどうでも良かったら、どう思われても全く気にならないはずですよね。

とこたんは人に興味があります!私は基本人が好きです!笑

普段からこのようにアピールしていると、次第に人と対面した時に自然と脳内が相手に興味津々モードになって

相手に対する好奇心自分の心の中の不安

となり、リラックスできるようになってきます。

私の場合、この考えが根底にあり、1対1に持ち込めば誰とでも仲良くなれる!だからきっといつか普通にたくさん人がいても自然と喋れるようになるはずだと思って試行錯誤していました。

私にはこれがあったから自力で克服できたのだと思っています。

【克服できた理由その3】親友が存在していたから

私には親友がいます。

これが自力で克服できた理由の大部分を占めているのではないかと考えています。

先ほどお話ししたように、私は人が好きで1対1に持ち込めさえすれば、誰とでも仲良くなれるはず。という謎の自信を持っていました。

私は学校では喋ることができず、ついでに感情表現も封印という呪いにかかっていたため、常に無表情でした。笑

なので男子生徒からは特に嫌われていました。

小中学時代は机を合わせて班で何かをする。とか、机を合わせて班で給食。とか班に面白い人やよく喋る人がいると盛り上がりますよね。

私は喋らないに加えて無表情無反応だったので、とにかく場の雰囲気をぶち壊す天才でした。

おかげで何とかして私を反応をさせようと、目の中にオレンジの皮の汁を絞り入れられたことまであります。

その時はもちろん自然反射で無表情で涙を流しました。

とこたんが泣いた~!と大騒ぎされましたが、私はそんなことよりどうしてこんな目に遭わないといけないんだ、、、

と、何も反応ができない自分が悔しくて心の中で泣いていました。

そんな風に喋れないことで男子たちからの風当たりが強く、学校は私にとってとても苦しい場所でした。

しかし、私は一度も学校を休んだことがありません。それは休んでしまうと逆に目立って、もっとひどい目に遭うんじゃないかという恐怖で休めなかったからです。

こんなにも学校がつらいのになぜ耐えられたかというと、学校から帰ると毎日遊んでくれる親友がいたからでした。

学校が終わればその子と遊べる。そのモチベーションで私は完全な孤独にはならず頑張れたのです。

何故かその子とだけは本来のお喋りな自分でいられたので、学校で学べなかったコミュ力は、完全にその子によって鍛えられ、成長させられてきたのではないかと思っています。

彼女は私が学校で全然喋らなくても、周りから嫌われていても、私のことを嫌いになることも避けるようになることも全くありませんでした。

ありのままの自分を唯一受け入れてくれていた存在なのではないかと思っています。

彼女とは小学4年の終わりから35歳の今もずっと親友です。

誰か一人でも心の拠り所となる友達を作れさえすれば、人はどんな困難にも立ち向かえる強さを持てるのではないかと私は思います。

子ども時代は同年代の子たちと遊ぶ機会がものすごく大事です。

私はマンション住まいに加え、妹がいたので妹の友達も気軽に家に来ることがあり、なんだかんだ家の中だけでは同年代の子たちと交流していました!

場面緘黙症に対して思うこと

この人と仲良くなりたい!この人はどんな人なんだろう!

と、その人の表情やしぐさ、声のトーンから相手を観察

このように一人の人に対してものすごい集中をする癖が私はあります。

場面かんもく症の人はおそらく観察力が高く、集中力も高い素質があるのだと思います。

私がそうだからです。

だから人が多くなると観察対象の情報量が増え脳内がパニック状態になるんです。

あの人もこの人もあっちの人も!見える範囲の人の表情、しぐさ、声のトーンを感じ取ってしまって処理が仕切れないのです。

根底に、人が好き。だから人から嫌われたくない。

だからちょっとでも誰かが不機嫌そうだと感じ取ってしまうと、どうしよう!?の不安で頭の中が占められて動けなく(喋れなく)なってしまうのです。

こうして情報量が多い大勢の人がいる中に入ると脳がフリーズして自分の脳を守るために声が出なくなってしまうのです。

今場面緘黙症で苦しんでいる人達は、私が過去経験したように、とても辛く出口の見えない暗いトンネルの中を歩いている状態だと思います。

でもそんな状態にでもメリットはあると思うんです。

元々持っている高い観察力と集中力、それは場面かんもく症の状態だからこそ、さらに鍛えられていくのです。

喋らないでいる間、じっと人の様子を観察していると思います。

頭の中でいろんなことを考えていると思います。

自分と向き合って深く思考していると思います。

場面かんもくになる素質にスポットを当ててみると、すごい可能性を感じませんか?!

私は自分を含めてそういう人たちに対してものすごく可能性を感じます。

自分の頭で深く考える力は生きていくうえでとても大事で武器になっていくからです。

それに気づいて、喋れない自分はダメなんだ…。にスポットを当てるのを一度やめて、

私の脳、超観察力高くて集中力も高い高機能な脳なんだ!よし、この際、喋れない間にさらに観察力と集中力を鍛えとこ!

と学習モードに切り替えて楽しんでしまえばいいと思います。

そうやって鍛えていく中で、いつか乗り越えられた時、その観察力と集中力が武器になっていることに気づき、そして場面かんもく症だったからこそ、今の強く成長した自分がいるんだな。

と思えるようになることを願ってます。

おわりに

私は場面かんもく症だった過去の自分を誇りに思っています。こんな経験、普通の人はしたくてもできないんじゃないの!?て。笑

最後まで読んでいただきありがとうございました!

場面緘黙症
スポンサーリンク
この記事を書いた人
とこたん

元アニメ業界出身フリーの背景イラストレーター
在宅ワーカー歴10年以上になる在宅プロです!
元場面緘黙症経験者でもありHSP気質の持ち主。
今までの人生経験を元に、不安の受け入れ方や克服方法など生きやすくなる考え方や学んだことを記事にしています♪

とこたんをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました