こんにちはー!とこたんです!
私は元アニメ業界出身のフリーランスの背景イラストレーターです。
2022年1月で、自宅にひきこもる歴12年目に突入です!
私のことは「ひきこもりのプロ」と呼んでください☆
今回は実家で飼っていた猫を登場させた絵葉書作品を4点+αを紹介します!
※絵葉書は22歳頃から24歳まで趣味で描いていたものです
では早速ご覧ください。
冬眠
木の根元に・・・うちの実家で飼っている猫のたみを収納したイラストです。
絶対寒すぎる。
と思いますが、実家で飼っていた猫のたみが好きすぎて、登場させてしまったのです・・・。
こちら、絵葉書にポスターカラーで描いた背景イラストに、Photoshopで猫を後描きした作品です。
テレビアニメでは、手描きで描いている背景はポスターカラーという絵の具を使っています。
視聴者の方でも背景を見てアナログだ!とわかりやすいだろう作品は
最近だと「王様ランキング(公式HPに飛びます)」というアニメ作品です。
Amazonプライム会員ならプライムビデオで無料で観れるので観たことがない方は一度ご覧になってみてください。
ストーリーも素晴らしく、絵のタッチも優しいのでほっとできてしかも泣ける作品です!
さてさて・・・私がポスターカラーを使って絵葉書を描いていた理由を少し説明いたします。
私がアニメの背景会社に入った2006年頃はちょうどアナログからデジタルへの移行期間時代でした。
そのため会社に入る前の専門学校では9割ポスターカラーで絵を描く授業。
Photoshopで絵を描くデジタルはほとんどやっていませんでした。
会社に入ってから4年目まではポスターカラーで背景を描く機会もありましたが、ぶっちゃけ他の背景会社さん勤めの方よりも会社で色を使って絵を描いてきていないと思っています。※発注がメインだったため、線画が多かったです
背景が楽しいなぁと思っていたのは、手描きで色を塗れる楽しさからだったため、デジタル作業は当初苦痛で苦痛でたまりませんでした。
そのため、仕事が終わって家に帰ってから自前のポスターカラーを使った絵葉書も描いていました!
私が本当に背景をちゃんと描きだしたのはフリーランスになって自宅にひきこもり始めた12年前からです。
今は発注される側となり、100%自分で色を使って絵を描ける仕事内容だから楽しいです!
とこたん、背景請負人が天職だと思っています!
マンション住まいの猫のたみ
こちら、実家のベランダから外を偵察している猫のたみのイラストです。
色鉛筆で塗っています。
たみは、排水溝にしまった手をフィッティングさせ、いつもベランダで外を眺めていました。
夏になると、セミを捕獲し部屋の中に持ってくる。
という立派な猫活動もしていた猫のたみです。
部屋の中でセミがうるさく
みーーーんみんみんみーーーー!!!(じじじっバタバタ)
と飛び回る様子は結構トラウマになっていますがそれもまたいい思い出です。
たみは2018年、16歳と11か月で老衰により亡くなりました。
しかし亡くなってもなお、ずっと私の心の中で元気に生きています。
このように作品にもたくさん猫のたみを残してきたし、今でもLINEアイコン等アイコンには愛猫たみの写真をずっと使い続けているので不思議と今でも身近に存在を感じています。
雲の上の街
こちらも色鉛筆で塗った絵葉書です。
色鉛筆では空や雲を表現するのが一番好きでした。
紙にのった色鉛筆の粒子が、雲のふわっと感を表現するのにマッチしていたからです。
この絵葉書でも左下に実家の猫のたみを登場させています。
実家では猫を計3匹飼っていました。
絵葉書にたみばかりが登場するのは、私が20歳で実家を出るまでの期間で一番長く一緒に過ごした猫がたみだったからです。(他、絵にしやすい柄であるという点も理由にアリ)
私は子どもの頃は外でいつも通りの自分を全く表現できず、ずっと苦しい学校生活を送ってきていました。(場面緘黙症)
しかし、高校に入り実家にたみが来てからというもの、
たみを話のネタに周りの友達ともだんだんと交流ができるようになったり、
家では私を否定することもないたみと接することで、素直な感情表現をすることに抵抗感がなくなってきたり、
私はたみが家に来てくれたことでかなり気持ちも救われています。
そのため、オリジナル作品を作る際は、必ず猫のたみを登場させていました。
おやっ?
最後にこちらです。
猫のたみと猫のりんちゃんが一緒にこちらの様子を伺っているイラストです。
りんちゃんは一番最後に実家に来た猫です。
たみと色違いの模様でまるで親子のようでした!
こちらの絵葉書、何を使って描いているかわかりますか?
正解は・・・
コピックです!
いつだったか、元旦那氏に誕生日プレゼントで買ってもらいました。
コッピク高いんですよねぇ・・・。2万以上しました。
新宿高島屋の東急ハンズで買ってもらった記憶があります。
私、買ってもらうまで一度もコピックを使ったことがありませんでした。
この絵葉書で試し描きをしたのが初めてです。
ペンを紙に置いた瞬間、じわーーーっとインクが広がり、思ったようには描けませんでした!
コピックの使い方を調べないで描いたからです~笑
結局コピックは絵葉書で数枚試して以降、全く使わないまま押入れに今も封印しています。(高かったのにって言われた!笑)
紙とペンが接する時の感触がぞわっとしたので苦手意識が・・・
なんか鳥肌がたつので封印してしまいました・・・笑
画材とも相性があるようです!
【おまけ】猫島
最後におまけです。
猫のたみは登場しませんが、コピックで描いたものが他にもあるのでついでに紹介です。
こちらはコピックで描いた上でかなり上からデジタル調整を行ったものです。
- コピックで滲みはみ出まくった色たちを整える
- 色調整
- 空、Photoshopで描き直し
- 他、微調整
地塗りをコピックでして清書をPhotoshopですると整います!(見せられる状態になる。笑)
コピックで描いた絵葉書イラストは、整えた後の絵を載せています。
ということで、今回調整ゼロ状態のビフォーとの比較も載せちゃいます。
左が調整ゼロのビフォー。右がPhotoshopで調整したアフターです。
このように、手描きで描いた絵をパソコンに取り込み修正調整を行うのは仕事では日常的によくあることです。
私はどちらかというと一発描きが苦手です。というか基本はできません。
なので一発描きですごいものを描かれる方を見かけると、すごい空間能力の持ち主だなぁ・・・
と本気で思ってしまいます。
やり直しが何度でもできるPC作業、最高かよ!
結局アナログではなくデジタル職人になってしまいました。
まとめ
実家で飼っていた猫可愛さに飼ってる猫を作品に入れまくる。
好きで大好きだから作品に入れまくる。
これはクリエイターアルアルではないでしょうか。笑
うちの猫が好きだから!楽しみながら完成させられるのです。
うちの猫が好きだから!描き続けられたのです。
うちの猫が好きだから!誰に言われなくとも勝手に描き続けていたのです。
このように誰かから評価を受けなくても、自分が好きだからやり続けられる
たまに誰かが「癒されるイラストだね」って言ってくれたら嬉しい。
それが当時の私の趣味「絵葉書で背景イラストを量産する」だったわけです。
結局飽きたので3年弱で絵葉書制作は辞めています。笑
そんな過去もあったよーというのをまたこうして記録に残せるのがブログ。
ワードプレス、最高です!!
ここ、とこたんの生きた軌跡を残していく場所なんです!
以上、とこたんでした。
それじゃ、またね☆
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